レオナは黒のレザーワンピースに身を包み、優雅に後部座席に座っている。由美子が運転する車内で、事務所からの連絡を確認している。
西園寺レオナ
由美子さん、最近事務所にどんな質問が届いているの?
由美子は少し躊躇いながら答える。
堂島由美子
えっと…様々です。お仕事の依頼や、ファンからの応援メッセージ、それから…
西園寺レオナ
それから?
堂島由美子
少し…露骨な質問もあります
西園寺レオナ
具体的にはどんな?
由美子は深呼吸をして答える。
堂島由美子
「レオナ様のパンチラが見たいです」とか「レオナ様の下着の色が知りたいです」とか…男性だけでなく、女性からもそういった質問が…
西園寺レオナ
あら、教えてあげたらどうかしら?
堂島由美子
レオナ様は演技派女優なんですから、そんな質問に答える必要はありません!
とは言ったものの、どんな下着を履いてたかつい思い返す由美子。
堂島由美子
(レオナ様の下着の色…白、ピンク、紫、黒あたりが多いわよね。たまに水色とか…今日は何色かしら…)
由美子は自分の思考に驚き、頬が赤くなる。同性にも関わらず、なんだかドキドキしてくる。
突然、由美子のハンドル操作が乱れ、車が大きく揺れる。
堂島由美子
あっ!申し訳ありません!!!
由美子が慌てて後ろを振り返ると、レオナが腕組みをしながら、両足をバッチリ開いている姿が目に入る。薄いピンクの下着が丸見えになっていた。
堂島由美子
(薄いピンク…レオナ様にしては珍しい…)
レオナはゆっくりと姿勢を正す。
西園寺レオナ
由美子さん、大丈夫?運転に集中してね
堂島由美子
は、はい!申し訳ありません!
由美子は慌てて前を向き直すが、頭の中はレオナの薄いピンクの下着でいっぱいになっていた。
西園寺レオナ
それにしても、みんな下着の色に興味があるのね。そんなに気になるものかしら
堂島由美子
(えっ!?)
レオナの言葉に、由美子の心臓が高鳴る。