怪しい男が続けて現れたため、レオナは前回とは異なるホテルのプールへと場所を変えていた。今日、彼女は紫のワンピース型水着を身にまとっている。胸元が大きく開いたV字カットが、その豊満な曲線美を際立たせている。
いつもと同じく、レオナは珍しくプールに入った。特に怪しい男も現れず、安心したのか、泳ぎ終えたレオナはプールサイドのチェアに腰かけた。周囲には従業員の姿もなく、由美子だけが彼女に付き添っている。
レオナは、濡れたままの姿でゆっくりと目を閉じ、まどろみ始めた。普段は決して見せない無防備な姿に、由美子は息を呑む。
アルコールの影響か、レオナの足はだらしなく開かれている。普段ではみせないポーズだった。
水着から滴り落ちる水滴が、なめらかな肌を伝って流れ落ちる。大きく空いた胸元からは、豊満な胸の谷間が覗いている。そして、股間にぴったりと食い込んだ水着が、なんともエッチな光景だった。
由美子は、思わずその美しさに見とれてしまう。レオナの普段の凛とした姿とは異なる、この無防備で官能的な姿に、由美子の心臓は激しく鼓動を打つ。
しかし同時に、自分がもっとも嫌う男たちと同じように、レオナの体を欲望の目で見てしまっていることに気づき、強い自己嫌悪に陥る。
堂島由美子
(私は何をしてるの…レオナ様を守るべき立場なのに…)
由美子は複雑な感情に苛まれながら、レオナの周りを警戒し続けるのだった。